サックスとアドリブ練習帳

サックスを学び、アドリブを学ぶ日々の記録

サックス上達のコツ。楽器のコントロール力を鍛える

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サックスをある程度吹いていると、
ちょっと聞けば、
その人が上手かどうかはすぐに分かるようになります。
 
では、そのポイントは何なのか。
上手な人の特徴を考えながら、
そのために効果的な練習についてもまとめてみようと思います。
 
他にも沢山あるとは思いますが、
楽器のコントロールという点にポイントを絞ってみます。
参考になる部分があったら幸いです!

上手な人の特徴

キャプテン翼の名セリフに
『ボールは友達』
というのがありましたね。
 
サックスに関しても同じだと思います。
サックスは友達
と言えるくらい、
サックスに振り回されることなく、
ちゃんとコントロールできる人は聞いていて上手だなと思います。
(本当の友達はコントロールしちゃダメですよ)
 
これがなかなか難しいんですよね。
ピアノとかと違って、
キーによって出しやすい音や出しにくい音があって
単純に吹くだけだと、簡単にサックスに振り回されてしまいます。
真ん中のレとかなかなか音が抜けないです。。。

コントロールするとは?

サックスがコントロールできるとは、
大きくは以下の3点かと思います。 

音がまっすぐ伸びる

まずは、音がまっすく伸ばせることです。
ピアノとかですと、鍵盤を押せばまっすぐな音が出ますが、
サックスだと、まずここが難しいです。
 
息を吐くスピードが乱れたり、
口の形がちょっとでも変わっただけで、音が揺れてしまいます。
 
上手な人は、たった一音を吹いただけでも、
あっ、違う。かっこいい!」って思います。

高音から低音まで、均一に出せる

サックスはキーによって音の出しやすさが違います。
中音域は比較的出しやすいですが、
高音や低音は難しいです。
高音はつい口を締めてしまい、か細い音になりやすく
低音は音にしずらいため、タンギングが強くなりがちです。
まさに私が先生によく注意されるポイントです。。。
 
しかし、上手な人はどの音も均一に出せます。
高音が高音に聞こえないくらい自然ですし、
低音も優しく音にすることができます。
高音を楽に出してる感じとかめっちゃかっこいいですよね。

指が早く正確に動く

これはどの楽器でも同じかもしれませんが、
特にサックスは指を沢山使える管楽器なので、
曲とかでも、細かいフレーズを担当することが多いです。
なので、指が早く正確に動くことも重要です。
 
ちょっと上級編になってくると、
指の動きとタンギングがしっかりと合うように
することも大切になってきます。

各ポイントの練習方法

音をまっすぐ伸ばすには

これは基本中の基本である『ロングトーン』ですね。
ですが、ただ音を伸ばせばいいというわけではなく、
ちゃんと腹式呼吸やアンブシュアを意識しながら
練習する必要があります。
呼吸法などについてはこちらで書いています。
ゆっくりでいいので、
しっかりと息を吐ききるようにして、
最後の苦しいところでも音が揺れないように
意識しながら練習するのがいいかと思います。
 
ちなみに、私はロングトーンの練習が苦手です。。。
なんか一人だとつまらなくて。。。
なので、もし一緒に練習できる人がいるなら、
一緒に練習するのもおススメです。
音程を合わせる練習も兼ねることができますね。

高音から低音まで、均一にするには

これもロングトーンで解決できる部分もありますが、
他の練習方法としては『オーバートーン』があります。
 
サックスは倍音楽器なので、
指は同じでも、息の入れ方によって違う音が出ます。
それを利用して、
指は最低音を押さえ(全部キーを閉じる)、
その音で出せる倍音を出していきます。
 
この時、口を締めて出すのはダメです。
口は同じで、息の方向やスピードだけを変える感じです。
このオーバートーンで倍音を出した時の口や体、息等が、
実際にその音を吹く時にもできるようになると、
音が均一になってきます。
 
私も苦手で練習中です。
3番目のシ♭がなかなか出ないんですよ。。。 (-"-)
 
また、低音については、ロングトーンをする時に、
タンギングをしないで練習をするのがいいと思います。
息をゆっくりから入れていき、
少しずつスピードを上げると途中で音になるタイミングがあります。
これを繰り返して、
徐々に最初から音が出るような息の入れ方を身に付けていきます

指を早く正確に動かすには

これは何度も繰り返し吹くしかありません。
ポイントはゆっくりから練習することです。
 
私の大好きなピアニストの小曾根真さんも、
とにかくゆっくりから練習すること。
ゆっくりで弾けたことは早くても弾けるけど、
早く弾けないことはゆっくりでも弾けない。
というようなことをおっしゃっていました。
(何かの雑誌の記事だったと思います)
 
焦らず、メトロノームを鳴らしながら、
繰り返し練習していきましょう。
スケール練習などで行うのが良いかと思います。
 
譜面を練習する場合は、フレーズ毎に区切って、
後ろから練習していくのがいいですよ。
最初から順を追ってやっていくと、
まだまだ先が長いって思って、
途中で気持ちが滅入ってしまいやすいです。。。

まとめ

楽器をコントロールできるようになると、
一気に上手に聞こえるようになると思います。
 
実際には、様々な音色が出せるようになるとかもありますが、
まずは上記3点をしっかりとできるようになることが、
基礎固めとしても必須かと思います。
 
サックスが上手な人ってほんとにかっこいいですよね。
私も早くそうなれるように頑張りたいと思います。
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