サックスとアドリブ練習帳

サックスを学び、アドリブを学ぶ日々の記録

スケール練習の目的を考える

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楽器が上手になるためには基礎練習が大切です。

まずはロングトーンから始まると思いますが、
ある程度音が出せるようになってきたら、
スケール練習をされる方が多いのではないかと思います。
 
しかし、私は目的がいまいち分からなかったため、
スケール練習がとてもつまらなく、
あまり練習をせずにきてしまったのですが、
最近になって、スケール練習の大切さを痛感しています。
 
目的があれば、練習にも熱が入ると思いますので、
何故スケール練習は大切なのかについて、
少し考えてみようと思います。
スケール練習とは、その名の通り、
スケールを一定のテンポで吹く練習です。
 
スケールもたくさんありますが、
最初はメジャースケールから始めることになると思います。
 
ドレミファソラシドレドシラソファミレド~
 
みたいな感じですね。
メジャースケールに関してはこちらもどうぞ↓
とはいえ、
メジャースケールも全部で12個ありますから、
全て吹けるようになるのはけっこう大変です。
なかなか根気がいる練習ですね。 

スケール練習の目的

指が動くように

サックスという楽器は、
まず何よりも指が動かないことには始まりません。
指がたくさん使える楽器なだけに、
譜面も細かい音符がたくさん出てきます。
 
ということで、
指を動かせるようになるため
というのが、スケール練習の最初の目的かと思います。
 
私のようにスケール練習をあまりしないでいると、
譜面で難しい指使いが出てくるたびに、
何度もその箇所を練習することになります。
また、まんべんなく練習できていないために、
苦手な指使いというのがどうしても出てきてしまいます。
(薬指とか小指とか・・・)
 
しっかりとスケール練習をしておくことで、
指が早く動くようになり、
譜面に対応するスピードも上がってくると思います。

アドリブ時、考えなくても吹けるように

アドリブの基本は、コードスケールだと思います。
これらはしっかりと覚える必要があります。
しかも、演奏中に考えながら吹くという余裕はありません
 
なんか自然と吹けちゃった
 
という状態までいく必要があります。
そのために、スケール練習が必要になります。
 
勝手に指が動いてしまう
という状態まで繰り返し練習しておくと、
演奏中に音を間違えることが無くなっていくと思います。

スケール練習のポイント

楽器で出せる音は全て使う

苦手な指使いを無くすことが目的の一つですので、
1オクターブだけで練習してもあまり意味がありません。
一番低い音から、一番高い音までで練習が必要です。
 
ドレミファソラシドレミファソラシドレミファ
ミレドシラソファミレドシラソファミレドシド~
 
みたいな感じです。
これを12個ですが、始める音はそのキーのRootでいいと思います。 

全ての音を均一に

サックスは音によって出しやすい音や出しにくい音があります。
特にオクターブキーを挟んだあたりは音色が変わりやすいです。
ですが、聴いている人からすると、
突然音色が変わるというのは、気持ち悪いですよね。
楽器が下手だな~という印象を与えてしまいます。
 
なので、スケール練習では、
隣同士の音の音色が変わらないように
気を付けて練習することが大切だと思います。
音が自然と流れるようになってくると、
一気に上達したと感じられると思います。

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できるだけ譜面は見ない

これは特にアドリブを目指す人向けかもしれませんが、
できるだけ譜面は見ない方がいいと思います。
 
というのも、譜面を見ながら練習するのだと、
指は動くようにはなりますが、
結局覚えていないため、アドリブには対応できないです。
 
結局、アドリブで使えないと意味がないので、
譜面は見ずに、頭の中でイメージをしながら練習することが大切だと思います。

まとめ

スケール練習の目的は、
  • 指が動くように
  • アドリブ時、考えなくても吹けるように
また、スケール練習のポイントは、
  • 楽器で出せる音は全て使う
  • 全ての音を均一に
  • できるだけ譜面は見ない
ということかな~と思います。
私もまだ苦手なキーだらけな状態で、
これから頑張って練習していこうと思いますので、
ぜひ一緒に頑張ってもらえると嬉しいです。
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