サックスとアドリブ練習帳

サックスを学び、アドリブを学ぶ日々の記録

合奏練習の前提。譜面通りに吹くことの大切さ

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ビッグバンドや吹奏楽、
オーケストラでもそうだと思いますが、
人と演奏する時に、
自分勝手に演奏してしまうと、音楽としてまとまりません。
自分もちゃんと吹きつつも、
周りに合わせる必要があります。
 
その時に大切なことは、
「譜面通りに吹く」
ということです。
 
何を当たり前のことを、という感じですが、
今回はこの辺りをちょっと考えてみたいと思います。

ビッグバンドでのコンマス経験

私は大学生の頃ですが、
ビッグバンドサークルでコンサートマスターをしていました。
その時に、
いい演奏になるのかについて考えていたところ、
まず、譜面通りに吹くということが
当たり前ながら、とても大切なことだと痛感しました

譜面通りとは?

譜面には様々な情報が書かれています。
それぞれについて、少し考えてみます。

音程

譜面には音符が書いてあります。
ピアノであれば、調律されていれば
鍵盤を叩けば正しい音程が出ますが、
サックスやトランペットなどの管楽器の場合、
正しい音程で吹くことがまず難しいです。
チューニングをしていても、
少し高くなったり低くなったりしてしまいます。
 
正しい音程で吹くことがまず大切です。

リズム

譜面にはリズムも書いてあります。
その通りに演奏する必要がありますが、
ちょっと走ってしまったり、遅れてしまったり、
正しいリズムで演奏することもなかなか難しいです。
 
ずっと8分音符が続いているようなところはいいかもしれませんが、
全音符で伸ばした後など、リズムを失いやすいです。
伸ばしている音の中でも、リズムを感じ続ける必要があります。

音量

譜面には音量の指定がある場合も多いと思います。
フォルテ(f)やピアノ(p)ですね。
 
まず楽器をちゃんと使えないと、
大きな音が出せなかったり、
小さい音が出せなかったりします。
出せても、音色が死んでしまうこともあると思います。
 
楽器をちゃんと使えるようになった上で、
譜面にある音量指定に合わせて、
演奏する必要があります。

音の長さ

これはけっこう忘れがちだなと思うのですが、
音符は、音程だけでなく、
音の長さも表現しています。
 
4分音符には4分音符の長さがあり、
16分音符には16分音符の長さがあります。
 
その音符は、均一の音で吹く必要があります。 
  • 音の出だしだけ大きい
  • 音が揺れる
  • 音の最後がしぼむ
みたいな演奏ではいけません。
金太郎飴のようなイメージで音を出す必要があります。

アーティキュレーション

譜面にはアーティキュレーションも指定されていたりします。
スラー、スタッカート、レガートなどですね。
これらもその通りに演奏する必要があります。
当然ながら、楽器のテクニックとも関係してきますね。

各自が譜面通りに吹けて初めて合奏練習になる

これらのようなことを気を付けて、
各自が譜面通りに吹けるようになることが
まずは大切だと思います。
 
これらができて初めて、
バンドとしての音楽を作る段階に入れると思います。
例えばですが、
  • 各楽器の音量のバランスを整えたり、
  • フォルテやピアノの音量を決めたり、
  • テンポを変えてみたり、
  • 楽器間のつながりを意識してみたり、
といったことを練習していくと思います。
 
ですが、繰り返しになりますが、
これらのことをしていくためにも、
各自が譜面通りに吹くこと
が大前提にありますし、
譜面にはいろんなことが書いてあるので、
すごく意識して演奏する必要があると思います。

まとめ

譜面通りに吹くという、当たり前のことながら、
意外に忘れられがちで難しいことについて書いてみました。
 
譜面には、
  • 音程
  • リズム
  • 音量
  • 音の長さ
  • アーティキュレーション
など、様々な情報が書かれています。
 
各自が一つ一つを着実に吹けるように練習した上で、
合奏練習に取り組めるといいのではと思います。
 
と、ちょっと偉そうに書いてしまいましたが、
何か一つでも参考になることがあったら幸いです。
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